矯正歯科|富山市の歯科医院 リードデンタルクリニック

富山県富山市婦中町砂子田81-292
富山市 歯科 リードデンタルクリニック

矯正歯科

矯正歯科矯正歯科とは、歯並びをきれいにすることだけではなく、噛み合わせの改善や虫歯・歯周病になりにくくする効果があります。歯並びに問題があると、噛む力が分散され咀嚼能率は下がります。また歯が入り組んでいると、汚れがたまりやすく虫歯や歯周病になりやすいのです。

矯正治療をすることにより、キレイな歯並び、調和の取れた顔立ちになることはもちろん、よりしっかり噛めるようになって、消化器官の負担が少なくなったり、顎の筋肉のバランスがよくなります。

また、歯並びの影響で発音しづらかったり、歯磨きがしにくくて虫歯や歯周病になりやすかったことが改善されます。

矯正治療の目的は見た目の改善だけでなく、機能的な改善も含みます。


なぜ歯並びが悪くなるの?

歯並びが悪くなる原因には先天的なものと後天的なものがあり、様々な要因が混在している場合もあります。

先天的な原因には遺伝的要素や病気も含まれます。後天的要素としては態癖といって、睡眠時のうつぶせ寝や日常生活における頬杖、異常嚥下(飲み込み)癖・指しゃぶりなども原因のひとつになります。

近年は特に軟食化が進み、顎の発育が悪くなってきているので、歯が並びきれず歯並びがデコポコしている子供が増えています。

歯や顎はそれぞれ別々のものではありません。たった1本の歯の乱れが、ほかの歯全部に影響を与えることもあります。

悪い歯並びというものは非常に複雑ですから、大抵の場合いくつもの要因が絡みあっています。


不正咬合の種類と特徴

不正咬合とは、歯並びや噛み合わせが悪い状態を指します。不正咬合には以下のような種類があり、各々治療方法が違います。

上顎前突《出っ歯》

上顎前突は、骨格的に上の顎が下の顎よりも前に突出している場合と、上の前歯が強く前に傾斜している場合があります。俗称で「出っ歯」と言われています。

前歯の角度異常や、上あごの過成長、下あごの成長不足、指しゃぶりなどの口腔習癖が主な原因と言われています。

下顎前突《受け口、反対咬合》

下顎前突は、骨格的に下の顎が上の顎よりも前に突出している場合と、前歯の傾きに問題がある場合があります。俗称で「受け口」などと言われています。

開咬

開咬(かいこう)は、奥歯は噛み合っていても、前歯の上下は開いていて噛み合わない状態を言います。

前歯が開いているので、前歯で物を噛み切ることができません。子どものころからの指しゃぶりや舌を突き出す癖、口呼吸などが原因ともなります。

舌癖や口呼吸など、機能の異常によって増悪しますので、かみ合わせを治すのと同時に、機能の改善が必要となる場合が多くなります。

過蓋咬合《噛み合わせが深い》

過蓋咬合(かがいこうごう)は、上の歯と下の歯の重なりが深く、下の前歯が見えないほど噛み込んでいる状態を言います。深く噛み込んだ歯が歯肉を傷つけたり、歯と歯が接触している部分に噛む力が多くかかり、歯が摩耗しやすい噛み合わせです。

交叉咬合

交叉咬合(こうさこうごう)は歯が上下逆に重なっている部分の噛み合わせを指します。

通常上の歯が下の歯を覆うように前に出ていますが、交叉咬合は反対に下の歯が上の歯を覆うように前に出ています。

上の歯を下の歯が押さえつける形になるので上顎の成長を抑制してしまい、成長期には骨格のずれを引き起こすことが多いです。

叢生《でこぼこ歯》

叢生(そうせい)は、歯並びが凸凹になったり重なり合ったりしている状態を言います。歯を横並びにするのに必要な大きさより顎の大きさが小さいことが主な原因です。昔に比べて現代人は柔らかいものを食べるようになっているため顎が小さい子が多くなっており叢生の割合は高くなっています。

歯と歯が重なり合って歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病になるリスクも高いです。

空隙歯列《すきっ歯》

空隙歯列は、隣の歯との間にすき間があり、接触がない状態です。

小児の前歯の生え変わりの時期にできるすき間は一時的なものであり、基本的には自然と閉じてきます。重度歯周病で歯が全体的にぐらぐらしてくると、自身の噛む力によって歯が傾斜してきてすきっ歯になることがあります。

歯の隙間に食べ物が挟まったり、前歯の隙間が目立つことに悩みをもっている方も多いです。



矯正治療はいつ頃から始めればいい?

まず知っておいていただきたいことは、矯正治療には年齢制限がないということです。乳歯が生え揃う3歳以降であれば矯正治療は可能です。ただし、開始年齢によって治療の効果は違うため、効率的に歯科矯正治療を行うには、治療の開始時期が重要となります。

とくに不正咬合の要因がわかっている場合、できるだけ早くその要因を取り除く必要があります。何歳になったら治療が間に合わない、といったことはありませんが、歯が生え揃う前の小さい頃から診させて頂くことで、将来の「キレイな歯並び」の為の治療計画の幅が広がります。また、就学前からといっても、すぐに装置を取り付けるとは限りません。初診時にお子様にとって適切な開始時期を診断し、将来の治療計画を作成させていただきます。


矯正開始時期による治療法の違い

1.乳歯の時期・3歳~6歳の未就学児

まだ乳歯の時期ですが、受け口や下顎の位置が前後左右にズレている場合はマウスピース矯正を行います。この時期に行うのは顎のズレを治すのみで、歯並びの改善まで行う必要はありません。比較的短期間で、費用的にも安く治療できます。

2.混合歯列期・小学校低学年

6歳臼歯が生え、前歯が永久歯に生え変わる時期です。

「混合歯列期」といって乳歯と永久歯が混ざった歯列で、この時期に大体の歯並びが決まります。

この時期に行う治療を第1期治療といい、噛み合わせや顎の形、大きさを整え、永久歯がきちんと生えそろうように誘導する治療です。

舌のクセを修正するトレーニングや顎を広げる装置で、あらかじめ土台となる顎の環境を整えておくのです。

治療目的が達成できたら、いったん治療をお休みし、永久歯が自然に生えそろうまで経過観察を続けます。

1期治療で理想的な成長の誘導を行えた場合は、本格的な矯正(2期治療)が不要になる場合もあります。

3.混合歯列期・小学校高学年

小学校高学年になると、残りの乳歯も永久歯へ生え変わります。永久歯が生えそろったらスタートするのが第2期治療です。第2期治療とは、永久歯の歯並びや噛み合わせを整え、正常咬合にする本格的な矯正治療です。

永久歯の一部もしくはすべての永久歯の位置を、さまざまな装置によって整えていきます。

1期治療を行なわなかったお子様が、この時期から矯正を始めることはもちろん可能です。

2期治療から始める場合でも、子供がぐんぐん成長する力を利用すれば、無理なく矯正治療をすすめることができます。

しかし1期治療で土台を整えておいたお子様は、2期治療をよりよい状態から始められます。

4.永久歯列期・中学校

中学生になるとほとんどの子が永久歯に生え変わっています。1期治療をしていなく、この時期から矯正治療をする場合、歯と歯の重なりや出っ歯の問題がある子は、矯正前に抜歯をする必要も出てくるかもしれません。

まだ成長期のため歯の動きが早く成人より治療期間は短くなります。

5.高校生〜成人

高校生以降は基本的に成長期を過ぎてしまっているので、骨格的な問題の改善は子供に比べて治療の自由度は下がります。

しかしながら、大抵の治療は行えますので年齢問わず歯並びや噛み合わせが気になる方は当院にご相談下さい。お仕事や学校など、矯正装置をつけて生活されることに不安を持たれている方もいらっしゃるかと思いますが、目立たない装置や治療法などもございますのでご安心下さい。


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